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3月決算会社の株主総会の開催がピークを迎えようとしています。株主総会を有意義かつ平穏に開催するための勘所をご紹介します。

経営に真剣に取り組めばおのずと総会は乗り切れる

株主総会は株主が経営者を信任する場です。ですから経営者が1年間いかにして経営に取り組んだかしっかり説明し信任を得るのが正当な姿です。ずさんな経営を行った経営者でも株主の多数派工作によって総会を乗り切る事もできますが、経営自体に問題がある以上長期的に見て企業価値が棄損すれば株主から信任を得られなくなります。

想定問答集は会社経営のチェックリスト

株主総会といえば「想定問答集」がセットになっています。しかしどんなに練って想定問答集を作っても、シナリオ通りの思うような受け答えができる方が少ないでしょう。実は想定問答集を作る意義はその会社にある問題点とその対応策を洗い出せる事にあると思います。

経営者は会社の問題点を見つけて対策を立てて経営計画を達成しなければなりません。それは株主に対する責任でもあります。株主と経営者の対話は会社の問題点を識別し有効な対応策を経営者が取っているかを示す場です。想定問答を準備するのは会社の問題とその対策を整理整頓し再認識する事でもあります。言うなれば会社経営のチェックリストです。

想定問答集を使って経営者に思いを伝える

実際に総会を取り仕切る中間管理職の方はトップマネジメントに自分の思いを伝えるツールとする事もできます。中間管理職として立場上憚りある事柄を想定問答集を偏する事で株主の立場で思うことを発信できます。私も想定問答集を作るお手伝いをしていますが、管理・総務部門の中堅どころのご意見を聞きつつ経営者の方に直言する代わりに想定問答に言いたいことを折り込む事がありました。多かったのは経営者の身内に対して便宜を図っている事を想定問答でやんわり取り上げた事でした。

次は株主総会の具体的な運営の要点をご紹介します。


春日渡辺会計事務所は株主総会の運営をサポートします。疑問点、御用のある方はお気軽にご連絡下さい。

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